love letter from silenthill 04
みんな覚えている?
僕は続きを書くことを忘れてはいなかったぞ…。
西はロサンゼルス、東はニューヨーク。
ワシントンD.C.も東の方としか知らなかった。
そんなワシントンD.C.。
ニューヨークから車で移動をしてまずはホワイトハウスを見に行った。
よく写真やTVで見るこの外観は裏側らしいね。
そう言われると表側が気になるのだけれど、さすがに柵を越えて中に入るなんてことは出来なかった。
そんなことしたのは学校の屋上に侵入するときだけだぞ。
この建物も外観は五角形のペッタンコだけれど、地下が果てしなく深いらしい。
もちろん入れなかった。
ぐぬぬぬぬぬぬ。
FBI本部。
この旅最大の楽しみにしていた場所である。
いるわけがないのだけれどモルダーやスカリーが窓のないような部屋でお話をしているのかなと思いテンションが上がる。
いるわけがないいとは言ったけれど、撮影をしているなら会えたのかもね。
少しだけ中に入ることが出来るみたいなのでセキュリティをくぐることに。
鳴るアラーム。
空港とかでよくベルトのバックルや靴の金具が引っかかるけれど、FBIとなると無駄に緊張をしてしまった。
「ベルトを外せ」といきなりスキナー副長官みたいなおっさんに言われて外す。
なんという羞恥プレイ。
スカリーなら良いのになと思った思春期の僕だけれど相手はハゲ。
無事に入ることができ、お土産に鉛筆と塗り絵を買った。
もっとさ、こう、無かったのかな⁉︎キーホルダーとかピンバッジとか⁉︎
車でまた移動してそういうところへ向かう。
見たことはないけれど映画のロッキーで主人公が階段を駆け上がり何か叫ぶシーンのあの階段。
そこを駆け上がるなんてことはせずゆっくりと登り着いたのは美術館。
ゴッホのひまわりの絵を見ることが出来たのだけれど、あれが有名なゴッホのひまわりなのかな。
メトロイドみたいな地名だなと思った。
そこでお寿司を食べる。
後で知ったのだけれど、ものすご〜く治安が悪いらしいね。
サーモンの握りを食べているときはそんな事微塵も感じなかった。
ロンドン
帰ってきましたカナダのロンドン。
もう大晦日。
時差はあれど紅白歌合戦を見ながら年越し蕎麦を食べた。
しかしここでとんでもないことに蕎麦に摩り下ろした山芋が入っていた。
前もって言っておけば良かったのだけれど、まさかカナダでこんなにダイレクトに山芋が出てくるとは思わなかった。
すでによそってしまった山芋を取り除いてもらったお蕎麦をそれでも食べたのだけれど
大丈夫なわけが無くあやうく逝く年来ない年になるところだった。
数時間寝込む。
それから数日間をロンドンで過ごした。
帰りの飛行機ももちろん一人。
あ、彼女とはキスをしてついでにおっぱいは揉んでおいた。
帰国後、数日が過ぎ僕は彼女にフラれた。
好きな人ができたらしい。
そりゃあ仕方がない。
冬に始まり冬に終わった僕の恋。
そんな気持ちはペンタゴンの地下奥深くにもう置いてきた国家機密だ。