水族館の夜

書きたいことを書いていきますよ。

0泊7日

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札幌から東京へと戻った僕は

一週間桃だけを食べて過ごしていた。

夏の間に長い休みがあるのでせっかくだから1人でどこかへ行こうと思いついた。


「明日からいよいよ長い休みだ」

そんな前日になってもまったく予定を立てていなかったのでもちろん当日もすっからかん。

とりあえず旅行者振るために羽田空港へと向かった。

混み合う時期らしく満席の飛行機も少なくはなかった。

その中で丁度空いていて時間的にもよさそうなのを予約した。

高松行き。

「高松?どこかな?」

僕は高松を知らないまま飛行機に乗ってすぐに寝た。


高松に到着。

香川県だと知る。

香川県…?あのうどんが有名な?」

朝、昼、おやつとセルフのうどん店に入りうどんを楽しんだ。

ただひたすら街の中を歩いて過ごす。

宿泊先の事を忘れていたけど

「なんとかなるでしょ。泊まればお金もかかるんだし。」

そんなことを考えていたら街中の公園のベンチで横になっていた。

居眠りをしていると夏祭りの盛り上がりに叩き起こされた。

再び眠りにつくと朝になっていた。


2日目。

街はそんなに大きく無いし近場の観光をしようとフェリー乗り場へ行く。

女木島という島へ行けるらしくとりあえず行ってみることに。

鬼ヶ島のモデルだったか伝説があるとかそんな小さな島だった。

確かにチープな鬼の像なんかはあったけど、モアイ像もあった記憶。

島を散策しながら廃棄や猫の撮影をしていた。


当時はまだ携帯電話の写真なんてロールシャッハテストかよっていうくらいの画質だったしデジタルカメラもそこまで良いものを持っていなかった。

なので4連射のトイカメラという偏ったカメラで旅行中は撮影していた。


あっという間に暗くなったと思う。

今度は海岸のベンチで眠ることに。

すぐに眠れたけど夜中に起きてしまい夜の島を散策。

防波堤で釣りをしている島の人たちを見かけたので近づいて声をかける。

「このあたりは何が釣れるのですか?」

無視。

海岸のベンチに戻り再び眠りにつく。


ダーツの旅みたいにみんなフレンドリーってわけじゃ無いことを知る。