西から北に
札幌で一人暮らしを始めて一年
本当に一人ぼっち…と思いきや
月に一度は東京に帰っていたし
札幌で遊んでくれる人も定期的にいた。
札幌に住んですぐくらいに知り合った人に
「中谷美紀のポスターあげるから遊ぼう」と誘われてほいほいついて行った。
その人のことは姉さんと呼んでいて札幌にいる間よく遊んでもらった。
だいたい2人で、たまに姉さんの職場の人もいたし、彼女もついてきた。
本当に姉ができたみたいで嬉しかった。
当時の僕は18歳で姉さんは30近かったからそれなりに離れていたよね。
20歳で東京に戻ってからはもう連絡をとっていない。
他にもすすきののバーに連れて行ってくれた人とか、ドライブに連れて行ってくれた人とか、家でフェラだけしてくれた人とか
ほんともうわけわからない交友関係でもうどうにでもなーれって感じだった。
そうだ。
札幌生活の中で一番の変化と言えば食生活と体質の改善。
自炊を始めた時はなかなか大変だった。
とにかく好き嫌いが激しいので野菜や魚介類を食べられるようになるのが最初の目標にした。
自分が食べられる調理法、味付けから少しずつ慣らしていき料理の幅を広げていった。
おかげで見るのも嫌だった野菜や魚介類たちのことが大好きになれた。
ありがとうでっかいどう北海道。
そして一年が過ぎて彼女は北大に合格した。
仕事をしながら毎日彼女の家の方に転がり込んでお昼は北大の食堂、夜は料理をして2人で食べていた。
他の時間はだいたいファックをたしなんで日夜研究をしていた。
そしてまた一年。
20歳になってすぐくらいの出来事。
僕は自分のパソコン(ボンダイブルーのiMac)にウクライナの美女たちのヌード写真を集めていた。
そのコレクションが彼女にみつかりふられた。
僕は東京に帰った。
息つく暇もなく新しい冒険が待っていた。
0泊7日の国内旅行、それとヴァナディールの旅。
このどちらもまた僕への影響が大きかったもの。